red-earth's blog

(2017.6.25)red-earth’s diary から移行しました。女性ヴォーカル好き、写真好き…

ドラマ「TOUCH/タッチ」

お正月にCSで「TOUCH/タッチ」のシーズン1の一挙放送があったので
夫とTOUCHの世界を楽しんだ。


主人公の少年ジェイクには、数字を通して過去・現在・未来、そして世界各地の人々の繋がりを知覚する能力がある。
貝殻や植物などの形状や大気や水の流れなどの自然現象、さらに人々の言動や意識、人の繋がり等、実は世の中にあるものはすべて数学的に解析が可能で、未来の現象も高度な確率論で正確に予見できてしまう…


***(運命のロードマップ Pilot/Tales of the Red Threadから)***
イタリアの数学者のフィボナッチは、「1対の子ウサギが1カ月で親ウサギになり、その1カ月後に1対の子ウサギを産み、どのウサギも死なないと仮定した場合、1年間でウサギは何対になるか」という問題を考案しました。
これを計算していくと、1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、144、233……となり、どの月も前の月とその前の月の合計がウサギの対の数になります。
これがフィボナッチ数列でヒマワリの種の配列、オーム貝のらせんなど、自然界では多くのフィボナッチ数列のあらわれを確認できます。
********


「TOUCH/タッチ」では、少年ジェイクの物語と並行して色んなサイドストーリーが世界中で進行していく。人々が繋がっていて、縦横に張り巡らされた糸のような緻密なストーリーは1話完結のミステリーのようだ。


画面に表れ出でる人々の関わり合いの妙…
誰かが起こした行動が、遠い世界の誰かに影響を与え、最終的に予想すらつかない結果にたどり着く。

それはバタフライ効果(butterfly effect バタフライ・エフェクト)のようでもある。1話1話、見せてもらう世界はとても美しい。


残念ながら、この「TOUCH/タッチ」シリーズは
あまり人気がなかったのかシーズン2で製作が終了になった。