red-earth's blog

(2017.6.25)red-earth’s diary から移行しました。女性ヴォーカル好き、写真好き…

岡潔(おか きよし)

ツイッターで数学者、岡潔botを読んでいるとKさんが言った。
私も色々なbotに目を通しているが、岡潔botは知らなかった。


ちなみに
bot(ボット)とは
Twitterの機能を使って作られた機械による自動発言システム。
語源はロボットから来ている。
特定の時間に自動ツイートするbot
ユーザーのbot宛の発言にリプライするbot
特定のキーワードに反応するbot等々
様々なbotが存在している。


私が好んで見ているbot
よしもとばなな、モモ、野口晴哉など。


早速、私も岡潔botを読んでみることにした。


読みだしたら面白くて
Twitterの小出しの文章ではなくて
彼の著作をじっくり読んでみたくなった。


岡潔は亡くなってから30年以上経つが
その言葉は今なお輝きを放って私たちの心に新たな風景を見せてくれる。


岡潔botを読み始めた同じ日に岡潔の名前を
『新潮』1月号の中に見た。


この『新潮』は表紙に「よしもとばなな角田光代の対談」とあったので
本屋さんで、そのページを開いて…
その時、森田真生の「計算と情緒」も収録されていることが分かって
その場で買い求めたのだった。


森田真生氏の「大人のための数学講座」だったか「数学の演奏会」だったか…彼の講座に参加しているKさんから、時々話を聞いていたから
彼の文章も読んでみたくなったのだ。


『新潮』1月号で
一番初めに読んだのは藤野可織の「ピアノ・トランスフォーマー」だったが
次に読み始めた森田真生の「計算と情緒」に岡潔が登場するのだ。


「計算と情緒」、その素晴らしい文章に引きこまれてしまった。


***『新潮』2014年1月号、244頁より一部抜粋***
「秋の陽射しが深々として、山々は、生の余韻と死の気配とを包容しながら悠々としている。その色合いの、急がず、滞らず、少しずつ移りゆく様はぴたりと時の流れに寄り添って、あるいは秋の色彩のえも言われぬこの懐かしさこそ、観念化され、空間化される以前の純正なる「時」の正体ではあるまいか。」
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森田真生(もりた まさお)、85年生、独立研究者。
彼の文章も、もっともっと読みたくなった…


新潮 2014年 01月号 [雑誌]

新潮 2014年 01月号 [雑誌]

春宵十話 随筆集/数学者が綴る人生1 (光文社文庫)

春宵十話 随筆集/数学者が綴る人生1 (光文社文庫)

人間の建設 (新潮文庫)

人間の建設 (新潮文庫)

春の草 (日経ビジネス人文庫)

春の草 (日経ビジネス人文庫)