red-earth's blog

(2017.6.25)red-earth’s diary から移行しました。女性ヴォーカル好き、写真好き…

インカのめざめ▽

じゃがいもの産地、北海道・美瑛から
「インカのめざめ」と「北あかり」が届いた。


「インカのめざめ」はデパートの地下食料品売り場で買って以来の大ファンだが、扱っている店が少なくて、買いたくても殆んど置いていない。
デパートも例外ではなくて、私の行くタイミングもあるのだろうけれど
見かけないことのほうが多い。


というわけで産地から直送してもらったのだ。


ついでに「北あかり」も注文したので
しばらく、じゃがいもには困らない。


「インカのめざめ」は中身が濃い鮮やかな黄色で
6〜8度と糖度が高く、甘みと濃厚な味わいで
栗かさつまいものような風味のねっとりした口当たりが特徴。
(普通のじゃがいもの糖度は4度程度)


普通のじゃがいもより、ひと回りほど小さめ。


南米アンデス地方の小粒種が原種、
アンデスで晴れのお祭りにしか食べられなかった高級じゃがいも「ソラナムフレファ」種を日本向けに改良したもの。


「インカのめざめ」は生産量が少ないらしい。
疫病や害虫に弱く栽培の難しい品種でしかも小ぶりなため、収穫も機械を使えず手作業なのだとか。だから「幻の」と言われることもあるようだ。


じゃがいもはナス科の野菜で
ビタミンCの含有量が多くて加熱しても壊れにくい。
ビタミンB1カリウムナイアシンなど栄養価の高いアルカリ性食品


「インカのめざめ」の黄色はカロチノイド系色素ゼアキサンチンで、活性酸素を消す効果があると言われている。

でんぷん価が高いので煮崩れが少なく色々な料理に向いている。
低温貯蔵するとショ糖含量が増加して甘みがさらに増すというから、お菓子作りにも使える。


栗のような、カボチャのような、さつまいものような濃い黄色。


早速、簡単なサラダを作った。
ほくほくで粘り気もあって美味しかった。


「インカのめざめ」から新たな品種「インカのひとみ」も出来た。

「インカのひとみ」は「インカのめざめ」の自然受粉種子の中から選抜された品種。「インカのひとみ」は土の中でも次の芽が出るほど生命力が強い品種だという。


赤と黄色の二色の外観が特徴、
表皮は赤色で、芽の周りだけが黄色に着色する。
黄色に着色したところが目の形に見える事から「インカのひとみ」と名付けられた。「インカのひとみ」も食べてみたくなった。