お彼岸
秋の彼岸の入りの20日から実家に帰っていた。
先週の連休に帰っていた妹Kは
3連休の最終日、台風18号で交通機関が麻痺した影響を受けたらしいが
幸い、私が帰っていた間は秋晴れで暑いほどの陽射しだった。
お彼岸の頃に咲く彼岸花の赤が青空に映えて美しい。
母は小さい頃、彼岸花には毒があるから家の中に持って入ってはいけないと注意されていたそうだ。
私も同じように注意されたのか彼岸花を摘んだ記憶はない。
彼岸花には
子どもが近づかないような怖いイメージがある。
シビトバナ(死人花)、ユウレイバナ(幽霊花)という別名もある。
これには理由があって
確かに有毒なのだが球根にある毒は水性なので、丁寧に水にさらすとなくなるから飢饉の際、非常食になる。
球根はデンプンのかたまりというわけだ。
昔の人は、大切なものを子どもに荒らされたら困るから、怖いイメージを植えつけたのだ。
彼岸花、
刷り込まれたイメージを外して愛でている…