赤い月
月は夏至の頃、一番高度が低く、冬至の頃は高い。
太陽と逆というわけだ。
月が赤く見えるのは
朝日や夕日が赤く見えるのと同じで
月が低い位置にあるとき、大気の影響を受けて赤くなる。
赤く見える月、特に満月のときには
「ストロベリームーン」や「桃月」「ローズムーン」などと呼ばれることがあるらしい。ちょうど夏至の頃の満月がそれにあたる。
春から夏に見られる赤い月、
4月末にもらったH君からのメールに彼の俳句があったのを思い出した。
うろ覚えだけれど確か…
「春の宵 清瀧越えて 紅の月」
もしかしたら「清瀧越えに」だったかも。
月を眺めて一句とは彼はロマンティストだ。
その赤い月は、それまでに見たことがないほどの赤だったという。
私は赤色が大好き。
赤は根源の力を表わすエネルギーの色、
活動的で行き過ぎると怒りに燃える炎の色にもなるけれど…
6月の満月の高さは真南の最も高くても地平線から30度程度。
しかも梅雨時で大気が湿気を含んでいるから赤みを帯びやすい。
この時期の満月の名前はロマンティック、
Strawberry Moon(苺月)、Rose Moon(薔薇月)など。
次の満月は7月23日、赤く見えるだろうか…