醸成

写真の会の教室をしばらく休む旨を伝えに今日の教室に出た。

皆が作品展の反省や来年に向けた抱負などを語っていく。
私は作品展にきちんと関われなかったのが反省点、写真の選択からじっくり参加して来なかったので中途半端な気持ちのままだった。
しばらく教室は休むけれど
その期間を自分を見つめて醸成させるような時にしたいと思っている。

作品にすることばかりに気を取られていると
撮ることが楽しかった元々の気持ちから外れていきそうになる。

撮る人の精神性によって写真は芸術となり得るかどうかが決まる。
芸術とは言えない写真が多すぎるとＭ先生は言われる。
写真の楽しみ方はいろいろあるわけで、
皆が皆、芸術作品を目指すわけではないが、
写真展をする人の中にも「写真は芸術である」という視点のない人が多いことを先生は言われる。

高みを目指す集団であるＭ先生の会をしばらく離れ、

自分自身や取り巻く世界をじっくり感じたいと思っている。

たぶん、こういう時を経て私は脱皮するのだ。