アルガンオイル
写真を撮りに出かけるようになってから
日焼けに無頓着になってしまった。
夏のぎらつく日射しの中で、カメラのファインダーを覗いて
光を感じる時の幸せな気分ときたら言葉にできないほどだ。
ファインダーを覗く時に日傘や帽子は邪魔になる。
出かける前に塗る日焼け止めクリームは気休めのようなもの。
ここ数日、急に寒くなったので
無頓着に過ごしていた夏の肌のダメージにようやく気付いた。
日焼けしてもすぐに戻った若い頃とは違って
なかなかいい肌の状態に戻らない。
ほっておいても良かった頃は、もう遠くになってしまった…
以前、なにげなく使ったことのあるアルガンオイル、このオイルは肌への負担が少ないというので久しぶりに使ってみることにした。
お風呂でオイルパックをしてみる。
ダメージを受けた肌に優しくオイルが浸透していく。
オイルのべとついた感じがなくて心地良い。
アルガンオイルはモロッコ産。
アルガンの木の実から作られる。
モロッコの南西部にのみ生育するアルガンの木。
アルガンの木はアカテツ科の低木常緑樹。
ほとんど雨が降らないモロッコ南西部の砂漠地帯にしか生育しない。
7年間雨が降らなくても枯れないパワーを持っていて、
鉄の木(The tree of iron)とも呼ばれる。
その実から採油するオイルは伝統的な手絞り方法で作られている。
機械絞りは熱を伴うのでオイルを酸化させるため手絞りにこだわって
作られている。アルガンオイルは100Kgの実から、たった1リットルしか採取できないという希少なもの。
この地で古くからアルガンオイルを生活に使ってきたベルベル族の智恵によって作られた「オーガニックアルガンオイル」
カメラに夢中で日焼けに無頓着だった私の肌をケアしてくれることだろう。
ありがたいことだ。