写真展

先週、Ｍ先生の会の写真展を見てきた。
私も一応会員なのだが、昨年入会したばかりなので
こういう写真展に出させてもらえるのは、まだ先のこと。

私が行った日はＭ先生の講演会と作品の講評があった。

講演ではデジタルカメラの楽しみ方など話される予定だったが
実際には、巷に氾濫しているカメラマンを憂う内容や
もっと高みを目指すには…というような話だったと思う。

フィルムカメラと違いデジタルカメラは
カメラ任せでも、（そこそこ）いい写真が撮れる。

そこに甘んじていては（基礎が分かっていなければ）
同じところをぐるぐる回っているだけになる。

基礎を一段一段積み重ねていく過程がないと
カメラが撮ってしまった以上のモノにはならない、等々。

基礎の大切さを力説する内容の講演だった。

デジタルカメラとひと言で言っても
デジタル一眼、ミラーレス、コンデジ、スマホ…等々

皆が皆、作品作りをしたいわけではないのだから
いろんなカメラを使い分けて気軽に写真を楽しむというような
楽しみ方の多様性などを話されても良かった気がした。

先生の講評は、聞き逃さないようにと聞き耳を立てていた。
講評を聞いても、私の好みが変わることはないけれど
聞くことで、その写真への理解は一層深まっていく。

どの作品も大作だったが
被写体と真正面から向き合っている写真は気持ちいい。

私はパリの街角をモノクロで切り取った写真に惹かれた。
そういえば最近、見に行っている旅好きで写真上手な人のサイトも
パリシリーズの写真が続いている。

写真展でもネットでも
いろんな写真が見られるのは、なんと幸せなことだろう！

私は、自分の写真を見るのも好きなので
ブログや写真共有サイトをやっている。

見るのは気づくことへの一歩のような気がする。

たぶん今の私は、自分の撮った写真を見て自分自身を見ているのだ。