セレスタイト☆

セレスタイト（Celestite）、和名は天青石（てんせいせき）　

「セレスタイト」は、ラテン語の「天国のような」という意味の単語に由来する。
英語の"celestial"は
「天の、空の、天上（界）の、天体の、神聖な、神々しい、この世のものと思えないほど美しい、完璧な」

和名「天青石」も天界の青、空色の石という意味で
セレスタイトの淡く美しい青色を言い表す言葉は和洋とも共通なのだ。

青色の石は、海や水辺を象徴するものが多いけれど
セレスタイトの青は「天空の色」
透明感があってガラスのような光沢の青色。

寝室に置いておくと安眠できる石だとか、
そういえば石言葉の中に「休息」があった。

セレスタイトは硫酸ストロンチウム（SrSO4）が主成分の鉱物で、
セレスタインと呼ばれることもある。

硬度は3、エンジェライトより軟らかい。
炎色反応させると、ストロンチウム特有の赤い色が出る。
花火の赤色は、このストロンチウムが使われるそうだ。

エンジェライトから連想したセレスタイト、
マダガスカル産の約300ｇのクラスターをじっくり見てみた。
光沢のある透明な淡い青色に見入ってしまった。