夫の見ているニュースの音声が耳に入ってきた。
断片的に「ふくしま、きそん」などが聞こえたので
咄嗟に私は「棄村」と浮かんできて「帰村」だとは思わなかった。
昨年9月の武藤類子さんのスピーチが心に残っているせいだろう。
「9・19さようなら原発5万人集会」
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・真実は隠されるのだ
・国は国民を守らないのだ
・事故はいまだに終わらないのだ
・福島県民は核の実験材料にされるのだ
・ばくだいな放射性のゴミは残るのだ
・大きな犠牲の上になお、原発を推進しようとする勢力があるのだ
・私たちは棄てられたのだ
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このスピーチが忘れられない。