「躍進」
「躍進」は縦4メートル、横10メートルの陶壁画(陶板レリーフ)
600個以上の信楽焼のピースを組み合わせて作られている。
山陽新幹線開通に合わせて「岡山の玄関口にふさわしい芸術作品を」と地元の山陽放送が1972年3月に設置した。当時は新幹線改札口の壁面にあったが、2007年岡山駅が改装されたとき、今の岡山駅東口に移設された。
先日、「躍進」の前で、男性に話しかけられた。
以前は新幹線のほうにあったが、その時は長年の汚れが付いていた、
駅の改装で、ここに移された時、綺麗になって置かれた、
駅に来たら、いつもここで眺めている、これを見ると元気が出る、
疲れたら駅に来て、これを眺める…と彼は言った。
いろいろな話をして、私たちは「躍進」の前に佇んでいた。
その間も、「躍進」の前で立ち止まる人が絶えない。
彼のように、元気をもらいに来る人もいるだろう。
いい時間だった。
いい出会いだった。