フィルムカメラ

義父からフィルムカメラをもらった。

義父は一時期カメラをやっていて、撮影仲間と旅行などにも出かけていたが、ここ10年ほどは、入院をしたり体の不調があってカメラは仕舞いこんだままだった。

そのカメラを私にくれると言う…
どれでも好きなのを持って行ったらいい、使い慣れてきたら全部持って行ったらいい、とテーブルの上にいろいろなカメラとレンズを並べて見せてくれたのだった。

沢山ある中から私が選んだのは一番軽いカメラとレンズ。
レンズは、まずは1本でいいと、他のレンズはもらって来なかった。

義父は、自分の持っていたカメラで私が撮る写真が見たいようだ。

デジタルとの違いをフィルムで楽しもうと思う。
写真教室では、フィルムカメラで撮って現像をするワークなんかもあったけれど、そこまで、いろいろと範囲を広げると収拾がつかなくなりそうで参加したことはなかった。

デジタルと違ってアナログは、撮ってすぐに確認することもできない、
フィルムの感度でしか撮れない、など不自由さがあるけれど
多分、その不自由さが被写体を見る眼を研ぎ澄ますだろうと思う。

フィルムで撮るのは色が好きと言う人もある。
ぬくもりを感じる人もいる。

メーカーから戻ってきて、ようやく使える体制になった。長く使われていなかったカメラだからメーカーで調整や掃除をしてもらったのだ。
ストラップも変えた。
三条にあるseisuke88の店でみつけたもの。
樹木文、オレンジ、和の柄が素敵で気に入っている。

（seisuke88のサイト）
http://seisuke88.com/