red-earth's blog

(2017.6.25)red-earth’s diary から移行しました。女性ヴォーカル好き、写真好き…

京都タワー

京都に住んでいると京都タワーの展望室に行こうとは思わない、少なくても私はそうだった。


先日、多分、何十年ぶりかに登った。
京都タワーからの街並みを見たいという友だちに付き合って行ってみて驚いた!なんと、いつも見ている駅ビルが目の前に新しい顔で立ち現れたのだ。


駅ビルの窓に映り込む景色が面白い。
小さく見える車や人、ミニチュアのような箱庭のような風景も好きだから夢中で写真を撮った。


後日、もう一度一人で展望室に登ってみたけれど
その日は平日で、曇り空で、人通りも少なくて…
数日前に行った日とは光の具合、通りの活気など、いろいろな違いから
窓に映り込む景色も、ぼんやりとしていて鮮やかには見えないのだった。


その時々に出逢う風景は、
その時だけの、その一瞬だけのものだと改めて思う。


写真教室のK先生に「京都タワーはいつ頃からあるのか」と訊かれて
確か、かなり古いはずです…などという答えになっていない返答をした私は、正確には知らないことに気づいた。


調べてみると
1964年12月に開業している。
この1964年は、東海道新幹線が開業した年でもあり東京オリンピック開催の年でもある。


京都タワーは一般的には和ろうそくを模した外観ということになっているが
実際は市内の町家の瓦葺きを波に見立て、海のない京都の街を照らす灯台をイメージしたものであるらしい。


47年前に誕生した京都タワー
高さ100mの展望室からは360度が見渡せて、天候が良ければ大阪まで見えるとか。今更ながら、展望室からの景色に魅了されたのだった…


最近、身近な所に素晴らしさを発見することが増えた気がする。
なんとなく視界が広がってきたような気もする。
世界は、意識されることを待っている。
多分、私に意識されることを待っている。