高所恐怖症
高所恐怖症気味だった私。
飛行機に乗りたくないので遠くに行けなかった。
これは不都合だと10年ほど前に、治したはずだった。
もう治ったと思っていた。
確かに飛行機は平気になった。
先日、九州の旅で「九重“夢”大吊橋」という吊橋を渡ろうと歩き始めて気がついた。あらら〜気持ち悪い〜ゆらゆら〜ふわりふわり〜足下がおぼつかない、ああ、だめだ、これ以上歩けない、渡れない…下を見ることもできない、
滝を見るために架けられたという大吊橋、
滝は見たいけれど先に進めない私。
楽しそうに吊橋を揺らす人までいて…
私は、その人を恨めしそうに見ながら、どうにか引き返した。
飛行機に恐怖なく乗れるようになったから高所恐怖症は治ったように思い込んでいたけれど、なんと、まだ治っていなかったのだ。
何故、高い所がこんなに怖いのだろう…
自分のことも、まだまだ分からないことばかり。