整理

ただいま本の整理中。

何年かに一度、大がかりに整理（処分）をする。
本好きで新刊の単行本も買ってしまうほうだから本が増えてしまって、
整理をしなければ本に埋もれて暮らすことになる。

今まで本の処分をする時は、酷い頭痛に悩まされることが多かった。
本を完全に手放してしまうまで、頭痛が続くのだった。

その本を読んだ頃の私の思いや著者の思いなど、想念が重かったのだろうと思う。（本自体も重いけど）
重い想念がはがれる時の抵抗のようなものが頭痛になったのか、
それらを手放すことを抵抗する何かが頭痛となっていたのか…

昨年の春の整理の頃から頭痛はなくなった。

今回の整理、処分も、頭痛を伴わない軽やかな感じ。
出かける用事が多いから、毎日整理はできないけれど
少しずつ、週一で200冊程度を選り分けていて、メドがついてきた。

本だけ触っているのも飽きてきたのでCDも整理することにした。
私はCDオタクと言えるほど持っている。
せめてCDキャビネットに入るだけにしたいと前から思っていた。

「断捨離をする人には病的な人がいますよね、すっきり片付いた部屋に居ても次第に気になってくるものが出てきて、例えばテーブルのサイズが大き過ぎると切り始めたりするんですってね。」と話す人がいた。

どの面に焦点を当てるのかで「断捨離」についての考え方も違ってくる。
私の場合は断捨離とも言えない整理だから何とも言えないけれど、
断捨離の本も読んだことがないのだけれど…
中には病的になってしまう人もあるのだろう。

多分、こういう整理は自分自身と向き合うことなのだ。

持っているモノは過去の自分、今の自分をあらわす。
持ち続けることは未来に持ち越すエネルギーとなるだろう。

好きな物に囲まれつつ、風通しの良い空間を目指している。
本やCD、家の中のあらゆるモノ…ぼちぼち整理するとしよう。

週末、CDを引き取りに来てもらうことになった。
とりあえず整理した枚数を数えてみたら88枚。
気持ち良い数字になった。
いいリズムで整理ができそうで、楽しくなってきた。