red-earth's blog

(2017.6.25)red-earth’s diary から移行しました。女性ヴォーカル好き、写真好き…

「うらと海の子再生プロジェクト」

TVや新聞で「うらと海の子再生プロジェクト」について紹介されている。
宮城県塩竈市にある離島、浦戸諸島で漁業をしている人たちが立ち上がるために自ら立ち上げた。


*****(その趣旨をサイトから抜粋)
私たちは、行政・支援団体からの義援金や寄付金をただ待つばかりではなく、私たち漁業者自らの頭で考え、自らの手で操業再開の糸口を掴み、自らの足で歩んで行こうとする自助努力の一環として「うらと海の子再生プロジェクト」を立ち上げました。
 その目的は、何十年という長い年月を掛け揃えてきた漁業資材・設備等を失い、漁業を辞めざるをえない漁業者に一人でも多く漁業再開の道へと歩んでもらうことです。
 操業再開の糸口として「うらと海の子一口オーナー制度」を設けました。一口1万円で皆様から支援金として募り、主に漁業資材の購入・漁業設備の修繕に充てさせて頂き、海産物が収穫できるようになり次第お送りさせて頂きます。
お送りする海産物につきましては、殻付牡蠣もしくは剥き牡蠣・焼き海苔・ワカメ等を現在考えております。
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http://www.urato-uminoko.jp/pc/project.html?mskey=13881897902647833



震災後、いろいろな団体が義捐金を募っていたし、今もそれは続いているが
必要とされる所まで、なかなか届いていないようで…


ここではオンラインショップのシステムを利用して振込みできることもあって
手軽に支援しやすい。


自然の中で仕事をしたいと脱サラをして、あちこちで漁師の修業をさせてもらいながら5年間、受け入れてもらえる漁業組合を探していた青年を受け入れた浦戸の漁業組合。
その青年(確か36歳)が住民登録をした翌日に震災はおきた。
彼の提案で「うらと海の子再生プロジェクト」を始めることになった。
初めは半信半疑だった組合の漁師たちも、全国からの多くの支援によって再び漁業の再開に向かって準備を始めることができることに喜びを語る。


浦戸の組合の役員が、他の漁業組合の人から「お宅は、いい青年が来てくれたものだなあ…」と羨ましがられ、「向こうから来てくれたんです」とその役員は答えたそうだ。


お昼の番組でチラッと聞いた印象だけれど
受け入れ先を探していた青年を受け入れることを決めた時、
その瞬間に浦戸の漁業の未来が開けたのだろうと思った。


次に彼の提案(オーナー制度)を受け入れることを決めた時、
頭の固い保守的な人が多いだろう中で、やってみる決定をしたことが
再生に繋がる大きな一歩になった。


どんな判断がどんな未来に繋がるのかを、その時に知ることは難しいが
邪心がなく、おおらかな心でなされる判断・決定は
いつかどこかで、その人(たち)を救うのかもしれない。