red-earth's blog

(2017.6.25)red-earth’s diary から移行しました。女性ヴォーカル好き、写真好き…

語り部

金曜日は気功の日。
今回、気功は早めに済ませて
Kさんの語りを聞かせてもらう時間を持った。


彼女は「語り部」だ。
あちこちで心に響く話を語っている。


Fさんは彼女の語りを聞きに行ったことがあって、その時の感想メールには「感動の涙が止まりませんでした。浄化の涙だと思います。」とあった。
気功の会なのだが、私も聞きたいと無理を言って語ってもらった。


Kさんが「語り」のモードに入る瞬間、その場の空気が変わった。


語り部の声が紡ぎ出す世界が形になっていく。
その語られる世界に入り込んでしまう。
語る人の力量だろうと思うけれど、その話の情景がまざまざと浮かんできた。


「少年と先生」

少年が小学校5年生の時に出会った先生が居たからこそ、その後の彼がある。少年の結婚式に母親の席に座って欲しい、という招待状が先生に届くまでの話を10分弱で語ってもらった。


心に沁みるいい話だった。


語り部の声で語られる話は本で読むのとは全く違う情景を見せてくれる。
語り部の声の響きと、話の内容の響きとが織りなす新鮮な体験だった。


時々、Kさんの語りを聞きたいなと思った。