誕生日
先日、甥の20歳の誕生日だった。
名前の音が女の子のように聞こえる彼。
ずっと、その音で呼ばれ続けてきているからかもしれない、
その字の意味のままに優しい子に育った。
彼は親の価値観にがんじがらめにされていた時期があって
まだ、その時の「洗脳」から抜けられないように見えることがある。
(多分、時間がかかることだろう)
自分が本当にやりたいことは何かを考える前に
親の意向を無意識に思ってしまうのだな、と感じることもある。
親から言い含められた価値観ではない彼自身の考えに早く気付けるように、と願っている。
私は彼に「考えて!」と言う。
彼は「考えているよ」と返してくるけれど
本当に考えるのは誰にとっても難しい。
誰もが考えている。
誰もが的確な考え方かと自問しながら考えている。
20歳の彼、
彼らの世代が未来をつくる…
心に花を(2)