火と水
昨日、半年に一回、頼んでいる掃除屋さんに
お風呂と台所の掃除をしてもらった。
漂白剤などの洗剤が使えない私は日頃の掃除はしていても
行き届かないところが多い。
火を使う台所と水まわり、火と水、かみ…
大切な所が綺麗になるのは、とても嬉しい。
その掃除屋さんは、とても気持ちの良い働き方をする人で
頼んでいない所まで「ついで」と言ってサササッとやってしまうような人。
なんでも損得の計算をするような人もいれば
この人のように惜しげもなく労力を差し出す人もいる…
言われたこと以上は断じてしない人もいれば
言われる前にやり始める人、出し惜しみのない人もいる…
同じ行動でも状況や人によっては全く逆の捉え方をするから
どちらが良いとは言えないけれど
損得抜きの振る舞いの心地良さは伝わってくるものだ。
そういう人との付き合いは、とても大切で、
私自身の振る舞いについて考えるきっかけになる。
そのあたりは、まさに「生き方」に関わってくることだが
対する人によって自分の振る舞いが変わることがないかどうか、
「力」の前で自分がいつも通りの振る舞いが出来るのかどうか、
これを、私はバロメーターのように思っている。
「いつも通りの振る舞い」自体についても考える必要はあるが
私は、どちらかと言うと振る舞いが一貫しているかのほうが気になる。
心地良い振る舞いの人に接していろいろ考えた日だった。
その心地良い人の助けを借りて、「火と水」まわりが美しくなった。
新年に向けての用意が整った。