red-earth's blog

(2017.6.25)red-earth’s diary から移行しました。女性ヴォーカル好き、写真好き…

浅間山

友だちから「浅間山が噴火した夢を見た。」とメールがあった。


彼女はお母様と浅間山の噴火の様子を悠長に話しているが、
彼女たちは浅間山のすぐ下の旅館に泊まっているのだった。


浅間山が噴火したよ!」
「あら?本当に」
「この値段にしたら、善い旅館だったね」
「そうだよね、得したね」と

火山灰が降り注ぐ中、親子で会話していたそうだ。


友だちは
そんな夢を見たので浅間山の噴火を調べてみたと言う。


それによると
「一宮のような神社には火山を封印する役目がある」と出てきたらしい。


続けて
瀧原宮、内宮、浅間山と直線のライン」が出てきて難しいとのメールだった。
「しかし、凄い噴火でした。」と締め括られていた。


私は、なんとなく何かで同じような内容を読んだ気がした。


メールを読んだ時は
すぐに思い出せず、なんとなく…だったのが
夜、パッと浮かんだ本がある。


星野之宣(ほしの ゆきのぶ)の『ヤマタイカ


私は星野之宣の描くマンガの大ファン。『ヤマタイカ』も当然、読んでいる。


読んでも、すぐに忘れてしまうが、
やはり頭の片隅には残っているのだろう…なんとなく思い出した。


早速、しまい込んでいる5冊セットの文庫版『ヤマタイカ』を取り出した。
もう一度、読んでみよう!


現代の沖縄・久高島と古代が時空を超えて繋がる物語。
現代と邪馬台国が繋がる物語。


今、その文庫を手にしている。


「685年の浅間山噴火のあと、
日本神話も
アマテラスも
伊勢神宮
すべて同時につくられたと!?」


というセリフが開いたページにあった。
(第2巻、270ページ)



ヤマト朝廷は天変地異が相次ぎ「火山への畏れ」を
結界を張ることで防ごうとした。


「宇佐(大分の宇佐八幡)が阿蘇に対する鎮護の要だったとすれば
伊勢は浅間山に対する呪術的な結界だった」
「ヤマト朝廷にとっては、どちらも意味は同じ。
火山への畏れと火の民族と卑弥呼への畏れであった」と仮説は続いていく。

(第2巻、280ページ)


「古代人は、荒ぶる神々を鎮める呪術として
神を祝い、神を祀った。
祝詞は宣呪であり、祝いと呪いは表裏一体だった。
祝いながら同時に呪う。」
(第2巻、281ページ)


友だちの夢の話から
思い出したコミック『ヤマタイカ


今はまだ
断片的にページをめくっているが
近いうちに
じっくり物語の世界を楽しもうと思う…



ヤマタイカ (第1巻) (潮ビジュアル文庫)

ヤマタイカ (第1巻) (潮ビジュアル文庫)

ヤマタイカ (第5巻) (潮ビジュアル文庫)

ヤマタイカ (第5巻) (潮ビジュアル文庫)