龍の目
赤く光る「龍の目」が出現した!
奄美大島の龍郷町の「かがんばなトンネル」でのこと。
29日の朝日新聞夕刊記事のタイトルは
「天が落ち 竜に瞳」
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鹿児島県奄美大島の龍郷町で、トンネルの穴に太陽がすっぽり収まる珍現象が見られる季節になった。まるで黄色い目玉の巨大な竜を思わせる光景に、訪れた人たちは驚嘆の声を上げている。
この光景が見られるのは東シナ海側にある長さ29メートルのかがんばなトンネルで、沈む寸前の太陽がトンネルの穴に重なるのが条件。毎年春と秋の限られた時期の晴れ渡った日しか見られない。
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(ちなみにasahi.comにも同じ記事が掲載されている。
http://www.asahi.com/national/update/0928/SEB201009280054.html
同じ記事がネットで読めるので新聞は全く必要ないのだが、
夫が読みたがるので新聞の購読は続けている。)
今年の初夏、奄美大島に行った時
このトンネルが見える場所で海を眺めた。
春と秋の夕陽がトンネルと重なる頃は人だかりだとN君が話してくれた。
夕刊の記事を見て
そうか!今がその人だかりの頃なのだなあ…
カメラマンでごった返しているのだなあ…と
N君のことばを思い出したのだった。
その時、奄美大島の龍郷町(たつごうちょう)のホテルに泊まったのだが
かがんばなトンネルも同じ龍郷町だったのだと記事をみて知った。
http://www.town.tatsugo.lg.jp/(龍郷町のホームページ)
http://www.town.tatsugo.lg.jp/kankoumap/kaganbana.htm
(かがんばなトンネルの説明ページ)
奄美大島の北部にある龍郷町、
円(えん)という集落にある、とてもとても短いトンネル、
かがんばなトンネル。
一年のうちの春、秋、それぞれ2週間ほどの短い期間、
トンネルの中に夕陽が沈む。
日に日に太陽の位置が変わるから、その表情も日々変わっていく…
水平線まで晴れているお天気の幸運に恵まれた日、
トンネルの中に夕陽がすっぽりと入り込むのを見ることができる。
まるで大きな龍の目に光が灯るかのような珍しい自然現象。
「かがんばなトンネル・夕日ショー」は
お天気に左右されるから、行けば必ず見られるというものではないが、
私は晴れ女、多分、私が行ったら
それはそれは素晴らしい夕日ショーになりそうな気がする。
いつか
カメラと三脚を手に
龍の目が赤く光る瞬間を見に行こう!撮りに行こう!
必ず見られるものではないとは聞いていても
私は、素晴らしい龍の目を目撃するだろうことを
何故か確信している。
間違いなく私は歓声をあげるだろう。
そう!私は晴れ女なのだ。
(2010/09/30付 西日本新聞朝刊)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/200615