red-earth's blog

(2017.6.25)red-earth’s diary から移行しました。女性ヴォーカル好き、写真好き…

大変

久しぶりの気功教室だった今日、お喋りが弾んだ。


「大変」について、
KさんはFさんからメールをもらったのだそうだ。


ちょうど、スケジュールが立て込んでいたKさんは「大変」な頃で
メールを出したFさんも息子さんの慶事に参列の親戚などの接待で
なにかと「大変」な忙しさだった。



「大変」について…
「大変」というのは「大きく変わる」と書く。
どちらかというとネガティブな意味合いで使われることが多いが、
少し視点を変えてみると
「大変なこと」は
「大きく変わる」出来事、「大きく変わる」チャンス、と捉えることができる。


Kさんは予定を全部こなすのは「大変」だから、予定の何かをやめようかと思っていたのだそうだ。


そこへ同じく「大変」なイベントを控えたFさんから
視点を変えてみようではありませんか…というメールがきて

とても参考になったという話だった。


結局、彼女は大変なスケジュールをこなし
今、大きく変わりつつある途中だとのこと。


メールを書いたFさん自身も「大変」な行事を終えてみると

自分の心が大きく変わっていたことに気付いたのだそうだ。



視点を少し変えてみることは
意識を変えることにもつながって

世界は広がっていくのだなあ!と大変、感心した日だった。



「大変」の後のことが楽しそうに思える…

どんな状況になるのかワクワクする…

「大変」を楽しむ境地は大変、素晴らしいなあ…と思った日だった。




もうひとつKさんから聞いたのは一休和尚の歌の話。


***
「有漏路(うろじ)より 無漏路(むろじ)へ帰る 一休み  雨ふらばふれ 風ふかばふけ」

「漏」とは「煩悩」のこと。
有漏路(うろじ)とは、迷いがある状態。俗にまみれ、エネルギーを浪費している現世のこと。
無漏路(むろじ)とは、悟った状態。


この世は、前の世から後の世へ行く途中で一休みしているようなものなので、どんなに雨が降ろうと風が吹こうといいじゃないか。


私は煩悩の世界(この世)から悟りの世界(あの世)へと帰る途中で一休みをしているのだ。何が起ころうとどうってことはない。


人生は煩悩溢れるこの世から、来世までのほんの一休みの出来事。雨が降ろうが風が吹こうが大したことない。


***


無常を感じる歌だ。


ほんのひとやすみの中に、たくさんの「大変」なことがあるが
見方・視点を変えて、雨・風、いいじゃないかと思えたら
大変、楽しいことだろう…と思った。



「大変」と「一休さんの名前の由来になった歌」


今日もいい話を聞いた♪