red-earth's blog

(2017.6.25)red-earth’s diary から移行しました。女性ヴォーカル好き、写真好き…

『ミュータント・メッセージ』◇

『ミュータント・メッセージ』
マルロ・モーガン(Marlo Morgan)著。


アメリカ人のマルロ・モーガン
彼女が経験したアボリジニの中の「真実の人」族との旅の物語。
オーストラリアの砂漠を彼らと共に歩いた旅の物語。


私の持っているこの本にも
著者のサインがある。


もう10数年前になるだろうか…
彼女がアボリジニとの旅で得たメッセージを
伝える講演会があった。


もちろん
私も良い機会とばかり
聞きに行った。

(ちょうど出たばかりの本『ミュータント・メッセージ』を持って)


講演が終わり
帰ろうと会場を出たロビーで
偶然にも
マルロ・モーガンが一人で出てきて…
私は持っていた本にサインをもらいながら
講演が素晴らしかったことを伝えた。


アルケミスト』の本のサインを思い出したら
同じような状況でサインをもらった
この本のことが連鎖的に浮かんだ!


アボリジニはマルロ・モーガンを「ミュータント」と呼んだ。
宇宙と繋がりを失っていないアボリジニからみて、
本来の能力を無くした現代人(マルロ)を「突然変異・ミュータント」と
通訳が名付けたのだ。


この本は
アボリジニ達の驚くべき能力が語られている。


元々、人類皆が持っていた原始(原初)の力、
テレパシー、直感力、ヒーリング能力、千里眼、
夢見の力…


今では、いわゆる異能、超能力と言われる力を
普通に使いこなす彼らは
物質文明が
私達に何をもたらしたのが
教えてくれる…


これは
現代人への警告の本!


アボリジニの中でも
最後まで
オーストラリア政府の融和政策に反した「真実の人」族。


彼らは
***
しゃべるために声があるとは考えていない。
会話は頭と心の中枢センターで行うのだ。
声が話すためにあるとしたら、くだらないおしゃべりに
流れがちで精神的な会話がしにくくなる。
声は歌うため、祝うため、癒しのためにある。
***


彼らがこのようなテレパシー能力を使えるのは、
嘘をついたことがないから。
作り話、曖昧な真実、想像上の思い込みなどとは無縁だから。


「心を開く」ことが
困難な現代人にとって
彼らのシンプルさは
なんと
豊かなのだろう!!!


学びの深い、多い、素晴らしい本だ。

時々
読み返して
わが身を振り返る…

ミュータント・メッセージ

ミュータント・メッセージ

ミュータント・メッセージ (角川文庫)

ミュータント・メッセージ (角川文庫)